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小笠原流「弓術」ワークショップ

弓術のワークショップを、

少しだけご紹介いたします。

 

今回はNPO法人七五の理事長・近衞忠大が、

小笠原流・弓馬術礼法小笠原教場にお伺いし、

体験させていただきました。

★DSC00613 (1).JPG

小笠原:礼法の姿勢を意識しながら、弓と矢を持ってください。

指に当て続けたまま引いてください。

スクリーンショット 2023-06-19 14.11.04.png

近衞:当て続けたまま。

 

小笠原:ずっと角に当たりますから。

 

近衞:はい。

 

小笠原:そうそう、そういうイメージ。

まず一旦この線のところに。

 

左の親指と、右の親指を、ここにしていただいていいですか?

 

近衞:はい。

スクリーンショット 2023-06-19 14.13.35.png

小笠原:そうです。

 

左の手首をまっすぐにしていただいて。

親指をこの2本で抑えます。

 

で、これはただ握るだけ。

 

近衞:なるほど。

 

小笠原:つまり、右手は矢を持たないんですよね。これだけなんです。

 

近衞:あ、なるほど。で、親指で引く感じ。

 

小笠原:そうです。親指で引っ張っていく感じ。

 

近衞:こういう感じですね。

 

小笠原:はい。

 

では一回上げて。

 

矢が地面に対して並行になるように引いていきましょう。

 

そのままずうっと引いて。

飛ばしたいところをずっと見たまま、そのまま放します。

小笠原:もう一本やりますか?

 

近衞:はい。

 

小笠原:親指をこうして。

 

おっきいですけど、こういう点を狙って見ましょうか。

 

近衞:はい。

 

小笠原:ちょっと、右に行っちゃいますね。

弓の構造上、見ていただくと、つるが弓の真ん中を通ってないんです。

 

近衞:本当だ!

 

小笠原:なので、どうしても右にそれちゃうんですよ。

 

近衞:なるほど。中心じゃないんですね。

 

小笠原:それじゃもう1回やりますか。

この持ってる時に、弓の三分の一くらいのところを、押すんです。

 

近衞:三分の一のところ。はい。

 

小笠原:真ん中ではなくて。

 

そうすると、狙いたいところにずんと入っていきます。

スクリーンショット 2023-06-19 14.12.34.png

小笠原:どうですか? 

 

思い通りのところ行きました?

 

近衞:だいぶ思い通りに。

 

そうか、最初から左右非対称ですもんね。

 

小笠原:今この近い距離でも、思っていたところからずれていますよね?

 

実際は、遠くなればなるほど、すごく離れていきます。

 

近衞:なるほど。自分との闘いですね。

 

面白い。

 

ありがとうございました......

ちょこっと弓術ワークショップ、いかがでしたでしょうか?

 

ご興味あれば「武士の学校」で、フルバージョンをご体験ください。
 

礼法篇はこちら>

流鏑馬篇はこちら>

小笠原先生と近衞の特別対談はこちら>

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