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小笠原流「流鏑馬」ワークショップ

流鏑馬のワークショップを、

少しだけご紹介いたします。

 

今回はNPO法人七五の理事長・近衞忠大が、

小笠原流・弓馬術礼法小笠原教場にお伺いし、

体験させていただきました。

★DSC01466.JPG

小笠原:お相撲さんのハッケヨイノコッタの形をとって下さい。

 

手を付けるくらいで。

 

もうちょっとお尻あげて下さい。

 

この位置そのままにして、体を起きあがらせて下さい。

 

もっともっと。もっと上まで。ずーっと。胸が前を向く位まで。

 

近衞:はい。

小笠原:膝もしっかり開いてください。

 

この時に、立ったり座ったりする時の筋肉をよく使うんですよね。

 

流鏑馬の本番に出る方は、今やっていただいた動作を、50回位はやります。

 

近衞:50回も(笑)。

小笠原常に体重がしっかり踵に乗っていることが重要です。

つま先に体重がかかってしまうと、膝を痛めてしまうんです。

近衞:ああなるほど。

小笠原:なのでしっかりと踵に常に体重を乗せてください。

近衞:はい。

小笠原:手をひっくり返してください。

このひっくり返すということがまた重要です。

 

ひっくり返してあげてくと、二の腕が張ってくるじゃないですか。

 

これ、弓を引く時と一緒ですね。

 

なので、馬の上ですけど、実際には弓を引く姿勢なんですよね。

腰を上げないで、膝を開いて。

近衞:これ、50回はなかなか大変ですね。

小笠原:そうですね(笑)。

「武士の学校」では50回もやらないので、安心してください。

 

まずはこういう動きをしてから、木馬に乗ってみましょうということになります。

では、木馬に乗ってみましょうか。

スクリーンショット 2023-06-19 15.12.52.png

小笠原:ヨーロッパのサーベルって、垂れ下げてるじゃないですか。

 

日本の刀って真横にこうぼんっと付けるんですね。

 

なので、右側から馬に乗ると、ぶつかって乗れない。

 

近衞:なるほど。

 

小笠原:ですので、左側から乗ります。

では、自転車に乗る感じで。右足からかけていただいて。

 

近衞:はい。

 

小笠原:一旦鎧から足を外していただいて。

 

それでは、足伸ばしていただいていいですか?

 

くるぶしはここ。

 

では、踵を、後ろと横半分ずつ出してください。

 

左側も大丈夫ですか?

では、足を開いてください。 

 

先ほど、下でした姿勢を、木馬の上でもやってみたいと思います。

お尻をちょっと浮かせますね。

小笠原そんなイメージです。では、やってみましょう。

手を下に下げて、ずーっと上げます。

踵だけが木馬に触れていれば、馬が揺れても狙いが変わらない。

 

そういう考えです。

近衞:実際弓を射るときも、鎧から足を少し外してということになりますか?

小笠原:はい、そうです。

近衞:え!?なんと!!

小笠原:馬の速い、遅いで、その踏み具合を変えたりしています。

近衞:なるほど。

小笠原:どうしても入れたくなりますね。

でも、入れてしまうと、この道具を最大限活用できなくなっちゃうんですよ。

近衞:なるほど。

小笠原:では、馬の上から引いていただけますか?

近衞:確かに、膝開いた方が安定しますね。

小笠原:そうですね。

やはり相手を倒さないといけないので、大きな力を出したいんですよね。

さっきと同じで、踵、膝を開いて、お尻を浮かせます。

今つま先にすごい体重がかかっていますよね。

 

近衞:確かにかかってますね。

小笠原:常に踵にかけてあげる。

なので半分出してください。踵で何かを押しつぶすというイメージで。

 

近衞:なるほど。めちゃめちゃ痛いんですけど、つま先が(笑)。

 

小笠原:それは、靴の文化だからですね。

 

近衞:もっとこう足を広げないといけないのかな。

あ、でもこれで立つと当たらなくなりますね。

小笠原:はい。今、的の位置が低いので、的の少し上を狙ってみてください。

手を上げて、右手を大きく横に開きます。

小笠原そうですそうです。そんなイメージです。

無難にいくと結構当たらないんですよ。

思い切り射って、どーんていくと、結構当たるんです。

 

近衞:いやいや。

 

何気にふくらはぎがパンパンです。

 

はは(笑)。

小笠原:ははは(笑)。

近衞:ありがとうございました。

ちょこっと流鏑馬ワークショップ、いかがでしたでしょうか?

 

ご興味あれば「武士の学校」で、フルバージョンをご体験ください。

 

礼法篇はこちら>

弓術篇はこちら>

小笠原先生と近衞の特別対談はこちら>

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